使う言葉を検証してみる

これは、タイムウェーバーを使ってカウンセリングしていく中での一つのやりとりですが、

ご参考になれば幸いです。

カウンセリングしている際に、人生のエピソードや

その月に起きた出来事を赤裸々にお話下さる事もよくあります。

その時に使う言葉、合いの手、ご自身の心のつぶやきのようなもの、信念や、

こうあるべきだのようなもの、など、様々なものが読み取れます。

ある方とお話していた時に、よく、理解不能な人に出会う、というパターンを持っていました。

よくよく聞いていると、そういった理不尽極まりないとか、協調性のかけらもないような人、傲慢な人に出会う度に、怒りを我慢し、頭に来たのをぐっとこらえながら、しかしながらその瞬間的な爆発しそうなエネルギーの行き所が無くて、心の中で、「信じられない、なんで?」「ありえない!」「意味わからない」「バカなんじゃないの」って思うんです、という心のつぶやきを正直に私に話して下さっていました。

これは都度、頭でもはや考えるでもなく空気の様に、

合いの手のように出て来ていた言葉だったので、

私が指摘するまでは「そう言われればそうですかね?」位な感じでした。

考えて出てきている言葉ではなくて、自動的に出て来る言葉だったのです。

この方はタイムウェーバーを一年以上かけてだいぶ軽くなったけれども、

そのような人たちにどうして次々と会ってしまうのだろう、

どうしてその経験は止まらないのだろう、とは思っていたのです。

具体例がたくさんありすぎるのですが、挙げられる中でひとつ挙げますと、

(ちょっと笑ってしまうと思いますが)

目上の方にその方にしかお願い出来ないので仕事をお願いしようとお話をしたら、

「え?オレもう60超えてるんだけど?それ、オレがやるの?」

とか。

(その方のトンデモ話は、毎度聞きながら笑っちゃうのですが)

(みなさんがそう目の前で言われたら、体の中ではどういったつぶやきや、反応、心の言い分が起きると予想ができますか?)

その方の場合は、「ありえない!」という言葉にものすごくエネルギーが乗っている事に気づきました。

感情のエネルギーには善悪がなく、強いものに共鳴し現実化する仕組みなので、

もしかして毎度「ありえない!」がいつもいつも叶っているのでは・・・と・・・。

毎度実は全部、自ら叶えていたのではないか?

実は叶える力が強くなってスピードが上がっているのではないか?

もしかしたらそういった人たちに会う際にそのつぶやきをつぶやくのをやめたら、

会わなくなるのではないかと思って、

「もしそう思いたくなっても、人に話したくなっても、

そこをグッとこらえて、ただその状況を見つめるだけにしてみて欲しい、

叶いたくない感情を乗せるような言葉を心の中でつぶやかないで欲しい、

これを一か月試しにやってほしい、とお願いしてみたのです。

一カ月後。

「北村さん、そういう変な人が全然出なくなったんです!!」

と、次の月のセッションで教えてくれました。

北村さんは心の中でガッツポーズでした。やりましたぜ・・・!

このような時は心の中で充分ガッツポーズしてOKです。

ガッツポーズをしたいような瞬間がより増えるからです。

そのクライアントさまの仕事場もお忙しい所ではあるので、

細かい事は色々あっても、上記のような人はいなくなったようでした。

そして、自らの言葉で自ら自由に叶えられる事も同時に理解してくださいました。

つぶやき。されどつぶやき。

全部自分が体験したいしたくないにかかわらず、

心の中で感情を乗せてつぶやいた言葉は恐らくほぼ花開くと言っても過言ではないようです。

それが潜在意識に種を植えて、発芽し、花開いた際に体験になるのだけれど、

感情のエネルギーというのは恐らく強い栄養素になると思います。

「ありえない!」ばかりをつぶやき続け、ありえない人に沢山会うという、

なかなか楽しい経験もその方にしかできないアンビリーバボーな経験ではありますが、

あまりそんなヘンテココレクション体験はもういいですよね。

心の中のつぶやきをコントロールしたら、

おそらく何でも叶う気がしてくるのです。

それを地でやっている二人の人に会いました。

はじめましての段階で、一人は「私はいつも周りの人が助けてくれて、新幹線のチケットも、旅先の宿も、自分では取れないし、旅先では迎えに来てもらわないと移動できないし、自分では何もできない事も多いけれど、でも、それをやってくれる人ばかりが出てきて、すごく幸せな人生を送っているんです」と自己紹介してくれた人。

もう一人は始めましての段階で、「人って基本的にいじわるじゃないですか。だから、うちの家族もいじめられましてね。家族全員いつもいじめられるんです」と自己紹介してくれた人。

前者の方は何はともあれ「私はすべての事を他の人が助けてくれる人」と定義している。

後者の方に関して「私は、いじめられる人間です」と自ら定義している訳です。

前者の方は、たくさんの助けてくれる人をクリエイトし、後者の方は、やはりいじめられる体験を多くコレクションする、という感じの人生を送られているようでした。

こうご紹介するだけ、文字だけでも、色々な事が感じ取れるはずです。

皆さんはこのお二方に会っていませんが、多分どんな人生を送っているか、

容易に想像がつくと思います。

この使う言葉の違いが周波数の高周波数か、鈍い周波数か、どのレベルの経験をするのか、です。

これは、自分が自分をどのように定義しているかなので、

体験したかしていないかに関係ないのです。

以前もブログに書いたひすいこたろう先生のデビュー時に「実績は何もないけど最初から自ら天才とつけてみる」的な事。

その後本は本当にたくさん売れて、本当に天才コピーライターになったとのこと。

「私は・・・」のあとに自分で定義したものになるということ。

英語でいえばアイアム・・・アイアムは、オム(聖なる言葉)が転じたものですものね。

自分が発した言葉や周波数に応じて相手の高低様々な面と繋がるので、

基本的には自分自身のつぶやきや思いをコントロールすることが大事な事だろうと思います。

唯一心の中だけは、真の自由空間。

「私は・・・」のあとに定義する内容、人生を形容する言葉には、

非常に気を付けて、それから、自分が体験していようとしていまいと、

自分が体験したい内容、望む言葉を多く使うといいと思いますよ!

これはタイムウェーバーのフォーカスにも共通することだろうと思います。



自分の単純な空気の様に習慣になっている反応や怒りを観察するのは数十年とやっても難しい時があります。

どんな体験をもたらしてくれたとしても、すべての人に、

「ありがとう」と心の中で心の底から言えるようになったら

もちろん100点満点だと思うのですけれども・・・

そうなれたら覚醒してもはや肉眼には見えていないかもしれませんね・笑

天に還ったら、映画のエンドロールのように、

「私にネガティブな面から言葉に気を付けるように教えてくれる人A」みたいに、

答え合わせが出来るという人もいます。

逆にあらかじめそういう関係性を決めて同時に降りてくるという人も。

旅の恥はかきすて、人生の体験だけは自分だけのもの、自分だけのコレクション、

楽しい体験も苦しい体験も、たのしみながら、

たくさんの恥と汗をかきながら、まだまだだぜ!と言いながらやってみますかね。

新年度もがんばらずに頑張りましょうネ!

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